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1on1コーチングに必要な「ポジティブな承認」とは?
- 渡邉幸生
- 2022年9月24日
- 読了時間: 2分

1on1のコーチングにおいて意外と重要なのが、相手の発言をポジティブに承認するということ。
「いいね!」や「いいですね!」といった言葉は相手に勇気を与えます。
考えてみてください。
職場での1on1はたいていの場合、上司と部下との間で実施されるかと思います。
部下の立場からすれば、
「評価者である上司に何を言えばいいんだろうか…」
「こんなことを言ったら査定に響かないだろうか…」
様々な不安が複雑に絡み合っているはずです。
そんな部下が勇気を振り絞って出した発言に「いいね!」とポジティブな承認を与えてあげる。
言われた部下には「あ、この場は話しやすいかも…」という安堵感が生まれ、仕事に対する思いの丈を語る土壌ができあがります。
そしてポジティブな承認は本人ですら気づいていない部分に光を与えることができます。
例えば、以前クライアントの方に一つの会社で20年以上勤務し続けている方がいました。
会社にロイヤリティを持って実直に勤務し続けるその姿勢に対し、私が敬意をもって賞賛したら、
「働き続けることなんて自分では当たり前のことと思っていましたが、第三者の方にそう言ってもらえてものすごく嬉しいし、同じ会社に勤務し続けることは価値あることなんだと自分で自分を認めてあげようと思いました」と仰っていました。
もちろんポジティブに承認することの弊害も時にあります。
(それはまた別の機会にお伝えします。)
それでもお互い話しやすい土壌を作るなどのメリットを勘案すれば、積極的に実施すべきだと私は思います。
ぜひ、参考にして活用してみてください。
因みに当協会のコーチング講座「アドラー心理学1on1ビジネスコーチ養成講座」では、このポジティブな承認の効果的かつ具体的方法についてもレクチャーしていきます。
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